INFJの人は仕事ができない…
そんな言葉を耳にしたことはありませんか?或いは、自分自身でそう感じてしまうことはないでしょうか。
INFJ(提唱者型)は、16種類の性格タイプの中でも最も稀な性格タイプとされています。直感的で洞察力に優れ、他者の感情に敏感なINFJの人々。でもその特徴ゆえに、職場で「何もできない」と評価されがちなのです。

不条理な話ですよね
もしあなたがINFJ(提唱者型)で、仕事の悩みを抱えているなら、あなたは決して一人ではありません。実は、多くのINFJが同じような課題に直面しているのです。

なぜINFJは仕事で苦戦しがちなのか?
それは本当に「できない」からなのではない。否、否、いないいないバー。結局のところ、INFJの持つ独特の強みが職場で理解されていないだけです。
そこでこの記事では、INFJの皆さんが直面しがちな職場での困難とそれを乗り越えるためのコツを紹介しましょう。
INFJは「仕事できない」と言われる理由とは?

INFJの人は職場で「仕事ができない」と評価されることがしばしばあります。

思い当たるフシは…?
INFJ(提唱者型)とは、Myers-Briggs Type Indicator(MBTI)という性格タイプ分類法の一つで、「I(内向的)・N(直感的)・F(思いやり)・J(判断力)」の特徴が顕著な人のこと。アメリカ人の心理学者キャサリン・ブリッグスとイザベル・マイヤーズによって提唱されました。
そしてMBTIとは、「内向的(Introversion)」「直感的(Intuition)」「感情的(Feeling)」「判断的(Judging)」4つの特徴で性格を分類する手法で、心理学者のカール・ユングの理論が土台にあります。
INFJの人が「何もできない」なんて失礼な評価を受ける理由として、彼らの丁寧さが作業の遅延を招くことが挙げられます。また、独自の価値観を重視するため、周囲に順応しにくく孤立しがちです。
そして他にも…。

詳しく紹介しましょう
丁寧だがいつまでも作業が終わらない
INFJの人は仕事において非常に丁寧で細部にこだわる性格です。
そこが長所なのですが、裏目に出ると辛い。その丁寧さが原因で作業がいつまでも終わらないことが多々あります。

集団作業だとちょっとね
周囲からは「INFJの人は仕事ができない」と見なされがちです。例えば、プレゼンに必要な資料作成において完璧を求めるあまり、締め切りに間に合わないことがしばしばあります。
このような状況が続くと評価が下がり、職場でのストレスが増します。結果的にパフォーマンスの低下を招くことになります。
周囲に順応せず孤立しがち
INFJの人は独自の価値観を持ち、それを大切にするため、職場の文化や慣習に順応するのが難しいことがあります。

個性的なのは悪いことではないけれど
そのため、同僚との関係がうまく築けず、孤立しがちです。この孤立が原因で、「INFJの人は仕事ができない」と見なされることがあります。
例えば、職場の飲み会やイベントに参加しないことが多く、周囲とのコミュニケーションが不足しがちです。この状況が続くと、評価が下がり、社会的なつながりが仕事に悪影響を与えることがあります。
ストレスに弱くいつまでも悩む
INFJの人は非常に繊細で、ストレスに対して弱いです。

けっこう後まで引きずる
仕事でのプレッシャーやトラブルに直面すると、そのことに長期間悩み続けることがあります。このため、周囲からは「INFJの人は仕事ができない」と見なされることがあります。
例えば、プロジェクトの失敗を引きずり、次の仕事に集中できないことがあります。このような状況が続くと、適切なサポートが必要となり、ストレス管理が重要です。ストレスがパフォーマンスに大きな影響を与えることがあります。
親切だが打算的に見える
INFJの人は他者に対して非常に親切で思いやりがありますが、その行動が時には打算的に見えることがあります。

ギバーではないのだ
例えば、同僚の仕事を手伝う際に、自分の評価を上げるためだと誤解されることがあります。このような誤解が続くと、周囲からの信頼が得られず、「INFJの人は仕事ができない」と見なされることがあります。
透明性を持ったコミュニケーションが重要です。他者への親切心が誤解されることが評価に影響します。
困ったときも周囲を頼らない
INFJの人は自分の問題を自力で解決しようとする傾向が強く、困ったときにも周囲を頼らないことが多いです。

1人で頑張ってしまう
例えば、難しいプロジェクトに直面しても、上司や同僚に相談せずに一人で抱え込むことがあります。このような行動が続くと、周囲から「INFJの人は仕事ができない」と見なされ、評価が下がります。
適切に助けを求めることができるようになると、評価が改善される可能性があります。自己解決志向が評価に悪影響を与えることがあります。
INFJ(提唱者型)の特徴あるあるとは?~何もできないと誤解される原因

INFJの人は、理想主義や洞察力、強い責任感などの特徴を持ちます。それが環境に合っていないと、時には「仕事できない」と誤解されてしまう。

人生はうまくいかないね
彼らの高い理想や完璧主義が、仕事を遅らせる原因となることもあります。また、他人の感情に敏感であるため、職場でのストレスに弱く、長く悩むことがあります。裏と表、光と影の性格特性。
このような特徴が重なることで、周囲から「何もできない」と見られることがあります。彼らの特徴を理解し、適切に対応することが重要です。
理想主義で自分のアピールが下手
INFJの人は、非常に高い理想を持っています。そのため、仕事に対しても完璧を求める傾向があります。
ところがこの完璧主義が原因で、成果を報告するタイミングを逃しがちです。例えば、プロジェクトが完了しても、「まだ改善の余地がある」と感じて報告しないことがあります。

謙虚なのですね、必要以上に
このような行動が、周囲から「INFJの人は仕事ができない」と評価される原因となります。理想を追求するあまり、自己アピールが下手になることが多いです。
洞察力があり周囲の狡さを見抜く
INFJの人は洞察力が非常に高く、周囲の人々の本質を見抜く力があります。でもこの能力が時には問題を引き起こすこともあります。

踏んではイケナイ地雷を踏み抜く
例えば、同僚の不誠実な行動を見抜いた場合、それを指摘することで職場の人間関係が悪化することがあります。この結果、周囲から「INFJの人は仕事ができない」と見なされることがあります。
洞察力が高いことが必ずしも職場での評価につながらないのが現実です。
責任感が強く妥協できない
INFJの人は非常に強い責任感を持っています。そのため、仕事に対しても妥協を許さない姿勢を貫きます。
そうは言っても、大人の世界は複雑です。この妥協しない態度が、職場での摩擦を生むわけですね。
例えば、プロジェクトの進行中に妥協を求められる場面でも、理想を追求するために譲らないことがあります。このような行動が、周囲から「INFJの人は仕事ができない」と評価される原因となります。
強い責任感が時には逆効果になることがあります。
無償の愛ではなくwin-winの関係を望む
INFJの人は他者に対して思いやりがあるものの、無償の愛を提供することは望みません。彼らはwin-winの関係を欲する傾向があります。

合理主義の一面
だいたいね、無償の愛なんてあるわけないでしょ。なぜわざわざ「無償」って言うのさ。それは愛とは本来有償だからでしょう?
このため、自分の行動が他者からの評価に結びつかないと感じると、不満を抱くことがあります。例えば、同僚を助けた際に感謝の言葉がなかった場合、モチベーションが下がることがあります。うん、キミにはがっかりだよ。
このような状況が続くと、「INFJの人は仕事ができない」と見なされることがあります。思いやりと打算のバランスが難しいです。
他人の感情に敏感で勝手に傷つく
INFJの人は他人の感情に非常に敏感です。そのため、周囲のちょっとした言動にも傷つきやすいです。それも勝手にダメージを受けます。

自滅の法則
例えば、上司からの軽い叱責でも深く傷つき、長期間引きずることがあります。このような敏感さが、仕事のパフォーマンスに悪影響を与えることがあります。
その結果、周囲から「INFJの人は仕事ができない」と評価されることがあります。感情に敏感であることが、職場での評価に影響を与えることがあります。
INFJの強みを生かせる仕事・向いている仕事5選~仕事できないとは言わせない

INFJの人は、独特な強みを持っており、それを活かせる職業に就くことで、「仕事ができない」と言われることを防げます。

環境さえ合えば仕事はデキるタイプ
例えば、人間観察が得意で、他人の感情に敏感な性格を持っているため、カウンセラーとしての適性が高いです。また、創造力と理想を追求する姿勢は、デザイナーや作家としてのキャリアで発揮されます。さらに、ソーシャルワーカーやマーケティング、WEB系フリーランスなど、自分のペースで動ける職種も向いています。
以下で詳しく見ていきましょう。
人間観察が好き~カウンセラー
INFJの人は、人間観察が非常に得意で、他人の感情やニーズを敏感に察知することができます。この特性はカウンセラーとして大いに活かされます。
例えば、クライアントの微妙な表情や言葉の裏に隠れた感情を読み取ることで、的確なアドバイスやサポートを提供できます。こうした能力が、INFJの人は仕事ができないという評価を覆す一因となります。
実際に、クライアントからの信頼を得ることで、カウンセラーとしてのキャリアを成功させることが可能です。
創造性と理想を追求~デザイナー・作家
INFJの人は、強い創造性と理想を持っており、これを活かせる職業としてデザイナーや作家が挙げられます。
例えば、デザイン業界では、独自のアイデアやビジョンを形にすることが求められますが、INFJの人はこの点で非常に優れています。作家としても、自分の世界観や物語を通じて、読者に深い感動を与えることができます。
これらの職業は、INFJの人は仕事ができないという誤解を解くのに最適なキャリアパスです。
人の支援をする仕事~ソーシャルワーカー
INFJの人は、他者を支援することに大きな満足感を感じます。そのため、ソーシャルワーカーとしての仕事は非常に向いています。

やりがいもたっぷり
例えば、困難な状況にある人々を支援し、彼らの生活を改善するためのサポートを提供することができます。このような仕事は、INFJの人は仕事ができないという評価を変え、社会的にも高く評価されることにつながります。
人々に寄り添い、彼らの問題を解決することに喜びを見出すINFJにとって、ソーシャルワーカーは理想的な職業です。不足しているのは給料だけだね。
ロジカルに利益を追求する仕事~マーケティング
INFJの人は、ロジカルな思考と洞察力を活かして、マーケティングの分野でも活躍できます。
例えば、市場分析や消費者の心理を深く理解し、それを基に効果的な戦略を立てることができます。マーケティングの仕事では、クリエイティブな発想と論理的なアプローチが求められますが、INFJの人はこの両方を兼ね備えています。
これにより、INFJの人は仕事ができないという評価を覆し、企業の成功に貢献することができます。というか、欠かせない人材に成長する可能性大です。
マイペースに動ける仕事~WEB系フリーランス
INFJの人は、自分のペースで仕事を進めることができる環境を好みます。そのため、WEB系フリーランスの仕事は非常に向いています。

雇われサラリーマンは相性が悪い
例えば、ライターやデザイナーとして、自分のスケジュールに合わせて働くことができます。このような働き方は、INFJの人は仕事ができないという誤解を解き、自分の能力を最大限に発揮することができます。
また、フリーランスとして働くことで、自己管理能力も向上し、より良い成果を上げることが可能です。
INFJの人に向かない仕事とは?~何もできないヤツと評価される

INFJの人は特定の仕事環境で「何もできない」と評価されることがあります。

仕事できないのではない、環境が悪いの
彼らの性格や特性に合わない職種は、競争が激しい仕事やチームワークが必須の職場などです。また、理想と現実のギャップが大きい仕事や他人軸で評価される仕事も苦手です。さらに、瞬時の判断が求められる仕事も適していません。
以下で具体的な職種について詳しく解説します。
競争が激しい仕事~営業職
INFJの人は競争が激しい環境に弱いです。営業職では常に高い目標が設定され、達成しなければならないプレッシャーがかかります。
このような環境では、INFJの人はストレスを感じやすく、「仕事できない」と評価されることが多いです。例えば、毎月の売上目標を達成するために他人と競い合うことが求められますが、これはINFJの人には大きな負担となります。
彼らは競争よりも協力を重視するため、このような職種は避けた方が良いでしょう。
チームワークが必須の仕事~病院勤務の看護師
INFJの人はチームワークが必須の仕事にも向いていません。
病院勤務の看護師は、常に他のスタッフと連携しながら仕事を進める必要があります。しかし、INFJの人は自分のペースで働くことを好むため、チームワークが求められる環境では「何もできない」と見なされることがあります。
例えば、急患対応などで瞬時に判断し、他のスタッフと協力することが必要ですが、これが大きなストレスとなることがあります。
理想だけでは割り切れない仕事~介護職
INFJの人は理想を追求する傾向が強いため、現実と理想のギャップが大きい仕事には向いていません。
介護職では、理想的なケアを提供することが難しい現実が多々あります。例えば、時間やリソースが限られている中で、最善のケアを提供できないことが多く、これがINFJの人にとって大きなストレスとなります。給料は激安で、待遇も良くないしね。

政府は「介護は嫁の仕事」と思ってるのよ
結果として、「仕事できない」と評価されることがあるのです。
他人軸で評価される仕事~地下アイドル
INFJの人は他人の評価に敏感であり、他人軸で評価される仕事には向いていません。
地下アイドルのような職業では、ファンやプロデューサーからの評価が直接的に影響します。
INFJの人は自己評価が低い傾向があるため、外部からの評価に過度に左右されることが多いです。これが原因で、ストレスを感じやすく「仕事できない」と見なされることがあります。
瞬時の判断が求められる仕事~救急救命士
INFJの人は瞬時の判断が求められる仕事も苦手です。
救急救命士のような職業では、常に迅速かつ的確な判断が求められますが、INFJの人は慎重な性格のため、このような環境では「何もできない」と評価されがちです。
例えば、緊急事態において即座に対応する必要がある状況は、INFJの人にとって非常にストレスフルです。慎重な性格が災いし、このような仕事は向いていないことが多いです。
INFJ(提唱者型)の特性に合う「働きやすい職場」の選び方

INFJの人は、その独自の性格特性に合った職場を選ぶことで、仕事でのパフォーマンスを最大限に発揮することができます。
INFJの人はしばしば「仕事ができない」と誤解されることがありますが、適切な環境を見つけることでその強みを活かすことができます。以下では、INFJの特性に合った働きやすい職場の選び方について詳しく解説します。
個人で動くスタイル
INFJの人は個人で動くスタイルが得意です。
例えば、フリーのライターやデザイナーのように、自分のペースで仕事を進められる環境が適しています。個人裁量の大きい仕事では、INFJの人は自分のアイデアや戦略を自由に表現することができます。
このような環境では、「INFJの人は仕事ができない」という評価を受けにくく、自信を持って仕事に取り組むことができます。個人の能力を最大限に発揮できる職場が理想です。
在宅ワークが多い
INFJの人は在宅ワークが多い職場も向いています。自宅で働くことで、静かで集中できる環境が整いやすくなります。
テレワークが普及している企業では、INFJの人が持つ繊細で敏感な性質を活かしながら仕事に取り組むことができます。例えば、Webデザインやコンテンツ制作などの仕事では、在宅ワークのメリットを最大限に活用することができます。
自分のペースで働けるため、ストレスを感じにくくなります。
評価基準が明確な職場
INFJの人は、評価基準が明確な職場を選ぶことが重要です。曖昧な評価基準では、努力が報われず「何もできない」と評価されがちです。
例えば、具体的な成果目標や評価ポイントが明示されている職場では、INFJの人が自分の達成度を客観的に把握しやすくなります。このような環境では、自分の強みを発揮しやすくなり、モチベーションも高まります。
明確な基準があることで、安心して仕事に取り組めます。
休日が確保されている
INFJの人は、適切に休日が確保されている職場で働くことが大切です。
十分な休息を取ることで、ストレスを軽減し、仕事に対するエネルギーを保つことができます。例えば、週休二日制や有給休暇の取得が奨励されている職場では、INFJの人がバランスの取れた生活を送りやすくなります。
このような環境では、疲労やストレスが蓄積しにくく、「仕事ができない」と感じることも少なくなります。健康的な働き方が実現します。
多様性のある職場
INFJの人は、多様性のある職場で働くことも向いています。
多様な価値観やバックグラウンドを持つ人々が集まる環境では、INFJの人の共感力や洞察力が発揮されやすくなります。例えば、男女や外国人、障碍者など、多様な社員が働いている企業では、INFJの人が自分の特性を活かしやすくなります。
このような職場では、個々の強みが尊重され、「何もできない」と感じることが少なくなります。多様性が生む創造性を活かせる環境が理想です。
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